日塗装大阪府支部 設立70周年祝う
- 2025/6/6
- 団体・組合

日本塗装工業会大阪府支部(三木良介支部長)は5月30日夕、ホテル阪急インターナショナルで、設立70周年記念式典を開催した。
フリーアナウンサーの森たけし氏と、タレントの熊谷奈美氏の司会で開会。
早瀨利典実行委員長が開会の言葉を述べたあと、三木支部長は「この70年の歴史は会員各位と関係者の皆様の努力と価値観を共有していただいた皆様の信頼によるものと深く感謝する。本日、先人たちが築いてこられた過去を振り返るとともに、未来に向けた新たな一歩を踏み出す意義深い時間にできればと思う。目まぐるしく世界情勢は変化していくが、これからも私たちは関係団体と信頼をより一層深くし、時代の変化にフレキシブルに対応しながら、塗装業界の発展に寄与していきたい。業界が発展していくためには、優れた人材の確保が不可欠である。かつて松下幸之助氏は銀行から『御社はいろんな商品を造っているが、何をつくる会社なのか』と問われた際、『松下電器は人をつくる会社で、ついでに電化製品をつくっている』と答えた。それが銀行の役員の心に刺さり、大きな融資を受け取ることでその後の成長の礎になったという。我々もより一層、人材育成に力を注ぎ、若い世代が入職してくる業界にしていきたいと切に願っている」とあいさつした。

次に、加藤憲利会長は「大阪府支部は昭和30年、初代竹林富三郎支部長の下、46社が集いスタートされた。以来、歴代役員、会員各位の相互協力により、今日の繁栄をつくられた。昭和56年には第8回全国建築塗装技能競技大会、平成29年には第44回全国大会が盛会裏に行われた。また、今日まで優秀な人材を各分野に輩出されたことを改めて感謝したい。今後も三木支部長を中心に、ますますの発展を願っている」と述べた。

表彰状・感謝状の贈呈に移り、国土交通省不動産・建設経済局長感謝状を松田勝巳氏、近畿地方整備局感謝状を三木良介、澤田浩一両氏に、日本塗装工業会会長表彰を横田俊昭、別所亨、小城孝次、山口洪司各氏に贈呈した。

また、大阪府支部長表彰を技能功労者(全国建築塗装技能競技大会代表選手)13人、永年会員70年9社、50年以上28社に贈った。

これに対し、受賞者を代表して松田勝巳氏が謝辞を述べた。
来賓の広瀬祐一郎国土交通省不動産・建設経済局建設振興課企画専門官が祝辞を述べ、川端誠之副支部長の閉会の言葉で終了した。
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引き続き、記念祝賀会を盛大に開催した。
三木支部長の開会あいさつのあと、来賓の中橋宗一郎国土交通省近畿地方整備局建政部長から祝辞があり、小掠武志大阪府塗装工業協同組合理事長の発声で乾杯した。
盛会のうちに、別所亨副支部長の閉会の辞で締めくくった。