公共工事設計労務単価 塗装工は5・0%増 2万9226円に
- 2025/2/21
- 行政ニュース

国土交通省と農林水産省は今年3月から適用する公共工事設計労務単価を公表した。全国全職種の単純平均では前年度に比べ6・0%引き上げられ、加重平均値は2万4852円になった。平成25年度から13年連続で上昇した。昨年に続き、時間外労働の上限規制への対応に必要な費用を反映した。塗装工の全国平均は2万9226円(前年度比5・0%増)、橋梁塗装工の平均は3万5572円(同4・8%増)となった。
塗装工の単価を都道府県別にみると、東京都(3万4500円)が最も高く、以下、神奈川県(3万4200円)、千葉県(3万2600円)、山梨県(3万2400円)、埼玉県(3万2300円)と続く。逆に山口県(2万4400円)、島根県(2万3300円)、広島県(2万4700円)、青森県2万6500円、愛媛県(2万6600円)などが低い。
伸び率では岡山県(前年度比7・2%増)、徳島県(同6・8%増)、広島県(同6・7%増)、鳥取県(同6・4%増)、香川県(同6・4%増)、などが高い。
橋梁塗装工の単価が高いのは石川県(4万4600円)、富山県(4万4400円)、新潟県(4万4200円)、静岡県(4万200円)、岐阜県(4万100円)愛知県(同)など。
伸び率では岡山県(前年度比8・3%増)、広島県(同7・6%増)、鳥取県(同7・3%増)、島根県(同6・9%増)、山口県(同)などが高い伸びを示した。