公共工事設計労務単価 全職種平均で5.9%上昇

公共工事設計労務単価 全職種平均で5.9%上昇

国土交通省/農林水産省

時間外労働規制に対応

 国土交通省と農林水産省は今年3月から適用する公共工事設計労務単価を公表した。全国全職種の単純平均では前年度に比べ5・9%引き上げられ、加重平均値は2万3600円になった。平成25年度から12年連続で上昇した。今回は4月から適用される時間外労働の上限規制に対応するために必要な費用を反映し、前年度より0・7ポイント上振れした。塗装工の全国平均は2万7834円(前年度比5・6%増)、橋梁塗装工の平均は3万3943円(同5・2%増)となった。


塗装工は5・6%増 2万7834円に

 塗装工の単価を都道府県別にみると、東京都(3万2700円)、神奈川県(同)が最も高く、以下、千葉県(3万1100円)、宮城県(3万1000円)、山梨県(3万900円))、と続く。逆に山口県(2万3000円)、島根県(2万30円)、広島県(2万3800円)、岡山県2万5000円、愛媛県(2万5100円)などが低い。伸び率では山口県(前年度比8・0%増)、島根県(同7・9%増)、岡山県(同7・8%増)、鳥取県(同7・7%増)、秋田県(同7・4%増)、などが高い。

 橋梁塗装工の単価は石川県(4万3300円)、新潟県( 4 万3 1 0 0円)、富山県(同)、三重県(3万8200円)、愛知県(3万8100円)の順に高い。上昇率では石川県(前年度比8・5%増)、新潟県(同7・8%増)、富山県(同)、高知県(同)、茨城県(同7・4%増)、東京都(同)、神奈川県(同)、山梨県(同)などが高い伸びを示した。

日本塗装時報第2091号(2024年3月18日)掲載記事


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