日塗装 新納霊者供養式行う 本覚寺慰霊碑に業界発展誓う

 日本塗装工業会(加藤憲利会長)の令和7年度(第48回)新納霊者供養式が6月24日午前、横浜市神奈川区高島台の青木山本覚寺で行われた。

 青木山本覚寺は、横浜港開港時、アメリカ領事館として接収され、初代領事ハリスが駐在。境内に建立された交易談判所への塗装がわが国の洋式塗装の始まりとされている。この本覚寺に昭和53年、同会は全国塗装業者合同慰霊碑を建立。以来、毎年合同供養式を行い、全国の塗装業界物故者の霊を合祀している。

 開式にあたり、まず佐護徹合同慰霊碑運営委員長は「日塗装創立30周年記念事業の一環としてこの慰霊碑が建立されてから、今年で48回目の合同供養式を迎えることとなった。私ども塗装業界の礎を築いてこられた多くの方々がここに眠り、今年度はさらに9名の皆さんをお送りすることになった。先に納霊され、ここに眠る方々と共にお休みくださいますよう、心から祈念する」とあいさつした。

 導師による拈香法語・読経のあと、参加者全員で焼香した。

 最後に加藤会長は「ここに48回目の合同供養式を迎えられるのは、永きにわたり歴代の運営委員長を中心に神奈川県支部の皆様の献身的なご尽力と、当山ご住職のご高配の賜物である。本年で建立以来の納霊者総数は1355名となった。去る5月22、23日に第49回全国大会が青森県において、全国より約600人が集まり盛大に開催された。本年度も塗装を通じた安心・安全な環境づくりを推進し、業界発展のため尽力してまいる所存である。改めて慰霊碑に額づき、先達の偉業と後世に託された教訓を深く胸に刻み、本会の持続的発展を目指して、誠心誠意取り組むことを誓う」と述べた。

 このあと本堂前で記念撮影を行い、合同慰霊碑に参拝した。

合同慰霊碑に参拝

今年の新納霊者

 今年度の新納霊者は次の通り。(支部・氏名・死亡年月日・年齢・事業所名・役職)

【北海道】加藤博・令和7年3月29日・74歳・㈱カトウ代表取締役

【埼玉】中村憲一・令和6年9月4日・79歳・㈱丸一建装代表取締役会長▽西浦建二・令和6年5月5日・81歳・㈱西浦塗装工業

【千葉】鳴海寿裕・令和7年1月9日・58歳・㈱成美建装代表取締役

【東京】塚田次男・令和7年3月24日・78歳・ツカダ工業㈱代表取締役

【石川】紙子隆生・令和7年1月6日・64歳・㈱若宮塗装工業所工事主任

【三重】石川已三雄・令和6年11月30日・96歳・㈲石川塗装会長

【愛媛】西山愿・令和6年9月26日・79歳・㈱西山塗装取締役会長

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