
日本ペイントと今宮工科高校(大阪府西成区)は1月22日、西成区の三角公園で、ペイントアートの「お披露目会」を行った。
同社ではCSR活動として塗料を通じて社会に幸せを届ける「HAPPY PAINT PROJECT」に取り組んでおり、今回のイベントはその一環。
同校とは2019年から産学連携協定に基づいて塗料・塗装を通じた課題解決型授業を実施。「西成区の地域課題解決」を目的に▽三角公園前の駐輪場の扉への「ポイ捨て禁止」をモチーフとしたペイントアート制作▽三角公園のごみ箱への「ごみの分別」を促すペイントアート制作▽西成警察署前の壁面への「不法投棄禁止」を促すペイントアートの設置―に取り組んでいる。
駐輪場の扉の下塗りはアートを錆びにくくし長持ちさせる「1液ハイポンファインデクロ」、上塗りは水性で臭気が少なく、高耐候性のハイグレードな外壁用塗料「グランセラトップ1液水性」を提供。「ごみの分別」パネルはベニヤ板に高校生がデザインし、地域の保育園児が塗料(下塗り「水性ウッドベースⅡ」、上塗り「グランセラトップ1液水性」)を塗った。
当日は、まず公園前の駐輪場の扉への「ポイ捨て禁止」をモチーフにしたペイントアートを披露。その後、公園のごみ箱への「ごみの分別」を促すペイントアートの設置式を行い、ごみ箱の囲い(パネル)をごみ箱に括り付けた。 参加した女子生徒は「ここに来る前は怖いイメージがあったが、皆さんがきれいな街にしようと頑張って取り組んでいることがよく分かった」「西成区は他の区に比べて観光スポットがあまりないが、アートで少しでも地域活性化につながったらいいと思う」「こうしたイベントで西成区のイメージをもっと明るくしていきたい」と感想を語った。