女性ネットワークの会 高校生の塗装体験に協力
- 2025/2/13
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- 女性ネットワークの会

日本建築仕上学会女性ネットワークの会(熊野康子主査)は昨年12月18、19の両日、、桃山学院高校(大阪市阿倍野区)で、高校生を対象にした塗装体験を実施した。
2018年からほぼ毎年実施しているもので、同校では「リメイク活動」として学校内で汚れや錆が気になる箇所を生徒が選定。女性ネットワークの会運営委員と担当の下村圭司教諭(理科担当)で検討し、最終的な塗装体験の場所を決めていた。
今回は女性ネットワークの会と参加予定の高校一年生が事前にWEBで打ち合わせを行い、高校のエントランスに決定した。
色彩の選定にあたっては、日本建築仕上学会の元副会長で、テレビ番組「大改造劇的ビフォーアフターの匠」として活躍した川口とし子さんが2回目のWEB打ち合わせに参加。アクセントカラーを入れるなどアドバイスした。
今回の塗装体験には女子生徒を中心に22人が事前準備の段階から参加。入口のガラス部分のマスカーテープを使用した養生、養生テープによる保護などを体験した。
一日目はその上に鉄部には錆止め塗料、壁面は下塗りのシーラーを塗装した。塗装体験は初めてのため、最初は戸惑っていたが、すぐに慣れて予定していた時間より早く終わった。
二日目はアクセントカラー、トップコートの塗装を行った。壁は薄い水色のEPを塗装。鉄部は同校のイメージカラーである紺色系を塗装した。
作業終了後、川口とし子さんがWEBで講演。脱炭素や廃棄物を出さない建築という観点からもリフォーム工事が必要であることや、地価高騰で新築住宅の入手が難しくなる中、今後ますますリフォームの需要は増えることを説明した。
塗装体験後のアンケートでは「とてもたのしかった」「学校のちがう場所を塗ってみたい」などの感想があり、生徒にとっても興味深い体験となった。