関西ペイントは、住宅市場向け建築用塗料の主力ブランド「アレスダイナミックシリーズ」に外壁用断熱仕上材「アレスダイナミックECO断熱」を追加し、9月2日から「アレスダイナミックECO断熱遮熱工法」として販売を開始した。
長年住宅塗り替え市場で実績がある屋根用高日射反射率(遮熱)塗料「アレスクールシリーズ」に、「断熱機能」、「遮熱機能」と「ラジカル制御機能」を加えた、同シリーズ初の外壁用多機能形断熱遮熱工法。
近年の猛暑・酷暑対策やCO2削減や省エネに対する消費者意識の高まりを受け、住宅塗り替え市場でも「遮熱塗料」、「断熱塗料」が求められていた。
赤外線は太陽光の中でも熱に変換されやすく、外壁に当たると素材表面の温度が上昇し、それによって室内温度も高くなる。
同工法は中塗「アレスダイナミックECO断熱」が持つ断熱・遮熱機能と、上塗「アレスダイナミックTOP遮熱」が持つ遮熱機能を組み合わせた「トリプルブロック技術」で、赤外線を反射、熱の流入を抑制し、室内の温度上昇を緩和する。
また、塗料に含まれる「酸化チタン」に紫外線が当たると発生する「ラジカル」は、塗膜を破壊し劣化を促進させる。「ラジカル制御技術」は4つの技術で、この塗膜劣化の原因物質の発生を抑え、塗膜の耐候性を飛躍的に向上させる。 特長は▽「トリプルブロック技術」で赤外線による熱の発生と室内への流入を抑制▽塗膜を劣化させる「紫外線」から4つの「ラジカル制御技術」で劣化を抑制。