日塗商青年部総会 会長に榊原氏

就任あいさつを述べる榊原会長

 日本塗料商業組合青年部(森健夫会長)の第9回定時総会は6月7日午後、大阪・中央区のホテル日航大阪で開かれた。

 冒頭、森会長は「私が会長を拝命した2年前、新型コロナは5類となり、多くのことが以前のように戻ってきたが、コロナが及ぼした影響、変化はいまだに大きなものがある。さらに働き方改革、物流問題などにも対応し、取り扱い製品価格の上昇や経費の増加、物価高などは採用や賃金面にも大きく影響し、収益確保が重要になっている。この変化の時はチャレンジし、チャンスに変える機会ともなる。青年部の事業を通じ、また各社の経営・営業の最前線にいる会員の様々なノウハウをこの会の行事を通じて集まった際には共有し、次の取り組みへの活力、きっかけとしたい」とあいさつした。

 議事では2024年度事業報告・決算、役員改選、2025年事業計画・予算などを承認した。

 任期満了による役員改選では、会長に榊原卓哉氏(愛知・榊原)、副会長に日下亮太(大阪・ケンコク)、清水雄一郎(東京・三興塗料)両氏を選任した。

 新役員を代表して榊原会長は「私はこの業界に入って20年ほどになるが、これほど恵まれた業界はないと思っている。塗料は『国家の血液』であり、インフラ保全に関わる立場であることに深い意義を持って活動していただきたい。昨今、価格競争が激し過ぎるが、これでは業界が良くならない。皆様には今の会社の活動エリアを縮め、デリバリー、サービスの効率を上げていただきたい。そうすれば顧客満足度も向上し、事業承継もしやすくなる。『塗料を中心に業界を発展させ、経営者として自己研鑽を積み続ける』という青年部結成の目的を念頭に置きながら、我々の最大の武器である『時間』を生かして、いろいろなことに皆で取り組みたい」と就任の抱負を述べた。

 事業計画では、今年10~11月、および来年2~3月に全国研修交流会(内容未定)、年に1~2回の企業研究会、日本塗装機械工業会との合同事業(次世代塗装チームラボ)、DX推進事業・業界共通商品ID(仮称)の研究―などを予定している。

 また、来年度は設立10周年を迎え、海外の塗料販売店の見学なども検討する。

 議事終了後、日本塗料商業組合・中山保幸理事長があいさつ。引き続き、懇親会を開催した。

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