
日本塗装工業会(加藤憲利会長)がまとめた令和6年度塗装工事業者実態調査(令和6年9月1日現在)によると、同会会員の年間完成工事額の総額は1兆42億円(前年度比5・7%増)となり、1997年以来、27年ぶりに1兆円の大台に乗せた。1事業所平均は4億43百万円で、同5・3%伸びた。新築・塗り替え別の比率は新築14・5%に対し、改修85・5%となり、改修が0・1ポイント増加した。官庁・民間工事の割合は16・5%対83・5%で、官庁工事の比率が1・1ポイント高まった。
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完成工事額を支部別にみると、多い方から▽東京2212億99百万円(前年度比8・4%増)▽神奈川1032億13百万円(同8・1%増)▽大阪881億3百万円(同1・7%増)▽山口731億80百万円(同4・6%増)▽愛知701億59百万円(同9・2%増)の順。
支部別の伸び率では▽静岡(同30・5%増)▽富山(同26・7%増)▽大分(同17・9%増)▽香川(同14・6%増)▽新潟(同14・4%増)などが高い。前年度より33支部で増加し、14支部で減少した。
1事業所平均では▽高知(同30・4%増)▽富山(同26・7%増)▽静岡(同19・4%増)▽大分(同17・4%増)▽島根(15・1%増)などが高い伸びを示した。
新築・塗り替え工事別では、新築工事1405億71百万円(構成比14・5%)に対し、改修工事は8264億46百万円(同85・5%)。前年度に比べ、改修工事の比率が0・1ポイント増えた。
官庁・民間別では、官庁工事1593億94百万円(同16・5%)、民間工事8077億80百万円(同83・5%)。前年度より官庁工事の比率が1・1ポイント上がった。
民間工事の請負種類別では、元請工事3228億33百万円(前年度比0・8%増)、下請工事4380億96百万円(同1・3%増)。構成比は元請が42・4%、下請が57・6%で、前年度より0・1ポイント下請比率が増加した。
工事分野別の構成は、建築塗装5029億42百万円(構成比50・1%)、防水875億54百万円(同8・7%)、橋梁塗装1195億59百万円(同11・9%)、タンク・プラント559億89百万円(同5・6%)、道路・ライン・土木コンクリート319億79百万円(同3・2%)、その他2060億18百万円(同20・5%)。前の年度に比べると、橋梁塗装、建築塗装は大幅に伸びたが、防水は微増、タンク・プラント、道路・ライン・土木コンクリート、その他は減少した。