需要の掘り起こしを
大阪府塗装工業協同組合 理事長 川原 貞儀
新年あけましておめでとうございます。
新しい元号「令和」最初の年を皆様には健やかにお迎えされたこととお慶び申し上げます。
さて、建設業界においては、昨年より建設キャリアアップシステム、担い手三法、外国人労働者、働き方改革など、新たな施策が続々と施行されましたが、業界にとって、これらの施策に戸惑うことなく、いかに有効活用して取り組んでいくかが新たなテーマになってくるものと思います。特に昨年の出生数が政府予想より、2年も早く90万人を割り込み、人口減少、少子高齢化に一層の拍車をかける事態となり、建設業界に限らず、働き方改革と相まって、早急に女性や高齢者、外国人労働者の本格的な活用を図っていかなければ、どうにもならない状況になってきました。
今年は東京オリンピックの年ですが、5年後の大阪万博を控え、私ども大阪に本拠を置く協同組合といたしましても、事業の柱は組合員のための需要の掘り起こしであり、いかに組合員に仕事が受注できるかを考え、進めていかねばなりません。そのためにも組合員のために様々な情報の発信を通じ、組織の効率的な運営を図ってまいる所存です。
組合員の皆様、関係者の皆様に幸多き一年になりますことを祈念いたします。
日本塗装時報第2032号掲載記事