大日本塗料は2月6日、神東塗料をTOB(株式公開買い付け)により連結子会社化すると発表した。住友化学が保有する神東塗料の全株式(45・16%)を取得するとともに、神東塗料が行う第三者割当増資も引き受け、50・1%を取得する見込み。
すでに住友化学とは応募契約を締結しており、神東塗料が6日開いた取締役会でもTOBへの賛同を得た。TOBと第三者割当増資による総取得金額は約18億円。神東塗料はTOB後も上場を維持する。
大日本塗料では、2026中期経営計画で塗料事業基盤の拡大のための外部リソースを獲得・活用を基本方針としており、国内外におけるパートナーを模索していた。 今回、神東塗料と提携することで▽販売機会の増大およびコスト削減(製品ラインナップの相互補完、原料の共同調達など)▽新規の設備投資による生産性向上(グループ生産量の確保、設備統合も視野に入れた刷新投資などのシナジー)が期待できるとしている。
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