建専連全国大会「職人たちの未来予想図」~若者が憧れる世界へ~
- 2023/12/18
- 団体・組合
建専連全国大会「職人たちの未来予想図」
~若者が憧れる世界へ~
建設産業専門団体連合会
建設産業専門団体連合会(建専連、岩田正吾会長)の令和5年度全国大会が11月10日、東京・ニッショーホールで開かれた。今回は式典のほか、第2部の鼎談では「安値価格競争からの脱却~賃上げに向けた本質改革~」をテーマに、国交省の基本問題小委員会メンバーである浜田沙織コンサルタント、塩見英之国交省不動産・建設経済局長、楠茂樹上智大教授(持続可能な建設業に向けた環境整備検討会座長)が現状の課題を話し合った。
また、第3部では松室利幸日本塗装工業会副会長が親方に扮し、寸劇「建設現場の働き方改革~職人たちの雑談~」を上演。来年4月から実施される残業規制の話題を中心に、「吉本新喜劇」風のギャグも取り混ぜ、現場を担う下請け業者の苦境を分かりやすく訴えた。
■第2部 鼎談「安値価格競争からの脱却」
【コーディネーター】浜田紗織氏(ワーク・ライフバランス取締役コンサルタント)
【出演】塩見英之氏(国土交通省不動産・建設経済局長)▽楠茂樹氏(上智大学法学部教授)
賃上げに向けた本質改革
・ダンピング対策 業法で規制必要
・検討会の議論受け 小委で合意づくり
・担い手確保へ 必要な3施策
適正工期の確保へ 共通のルールづくりを
・標準労務費を勧告
・交渉ルールを守る 現場の協力が必須
他産業と競争し 良い人を集める
・労務費行き渡り 独自のルールも
・まずは適正見積を 受注側の責任が大
日本塗装時報第2087号掲載記事