カラーコーディネータースキルアップセミナー10月「応用編」を初開催
日本塗料工業会/日本塗料商業組合/日本塗装工業会
今年度は、カラー検定3級、スタンダードクラスレベルを対象とした「基礎編」と、カラー検定1・2級、アドバンスクラスレベルおよび「基礎編」の修了者を対象とした「応用編」を、東京塗料会館で実施する。
「応用編」のカリキュラムは、色彩計画において必須となる景観計画について学習。地域の色彩基準を踏まえた上で色彩計画演習を行うなど、実践力の育成に力を入れる。座学で景観法と景観計画を学んだ後、▽屋外での視感測色による色彩確認▽調査内容の分析▽色彩計画演習―を実施する。色彩計画では商業施設を題材とする予定。
受賞作品にみる色彩計画の変遷
(赤木重文氏による基調講演)
(一部抜粋)最近の応募作品の傾向をまとめると、▽丹念な調査と地域特性の抽出、それに基づく設計▽自然環境からの色の取り込み▽塗装の魅力の展開や新しい塗料技術へのチャレンジ▽作品を共に作り上げる姿勢への転換―などが特徴として見られる。 過去には「作品として目立ちたい」「負の部分を色でごまかす」といった色の使い方があったが、最近は「生活の一部を支えるための景観色彩」という考え方が浸透しつつある。さらに昨今、多様化が進んだことにより、新たな感覚や感性が生まれ、コミュニケーションの題材ともなるような色彩環境の形成が行われるようになった。
日本塗装時報第2063号掲載記事
この記事は「日本塗装時報」2063号(2022年3月18日発刊)の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。(年間購読の申し込みは→年間購読のご案内)