橋梁塗装・石綿除去工事で剥離剤による中毒が多発 厚労省が注意喚起
厚生労働省
厚生労働省は8月17日、剥離剤を使用した塗料の剥離作業における労働災害防止について、関係団体に通知した。
橋梁などの塗料を剥がす作業や石綿を含有する建築用仕上塗材を除去する作業では、様々な剥離剤が使用されているが、剥離剤が原因の火災や、有害物(ジクロロメタン、ベンジルアルコールなど)を吸い込んだことによる意識不明、視覚障害を起こす事例が多発している。
特にベンジルアルコールは、特化則などの規制対象外だが、国連のGHS分類では有害性が指摘されており、取り扱いには十分な注意を求めている。
日本塗装時報第2042号掲載記事