塗料メーカートップの年頭あいさつ
さらなる成長を追求
日本ペイントHD・若月雄一郎共同社長
(一部抜粋)今年度は、中期経営計画(2021年―2023年度)の最終年を迎えます。私たちを取り巻く外部環境は相変わらず不透明ではありますが、アジアを中心とした根強い塗料需要をベースに、引き続き価格転嫁の更なる進展やマージン改善を通じて、中計の目標達成に向けて取り組んでまいります。
国内に向けては、事業の収益性改善とともに、CASEやMaaSなどの対応に向けた加飾フィルム事業の拡大や、自動運転を支える「ターゲットラインペイント」の開発など、今年度も、引き続きカーボンニュートラルを見据えた環境配慮型製品・技術の開発に取り組んでまいります。
失敗を恐れず挑戦を
関西ペイント・毛利訓士社長
(一部抜粋)今年も引き続き原材料価格高騰の高止まりや物流コストの上昇、インフレの影響など事業環境の厳しさは続くことでしょう。そして新型コロナウイルスの影響は続くものと思われ、経済活動との両立を維持していくこととなります。地域によっては再び感染拡大することでロックダウンが発生するリスクがあることも否めません。
このように不透明な環境下が続きますが、私たちはこの状況を変革のチャンスとしてとらえなければなりません。高い志と強い決意を抱き、私たちが持つ世界レベルの技術力と総合力で、17中計達成に向けて更なる飛躍につながる1年にしていきましょう。
新たな発展へ向かう年に
大日本塗料・里隆幸社長
(一部抜粋)当社としては4月から中期経営計画の最終年度を迎えることとなり、外部からは数字としての結果がこれまで以上に重要視される一年となります。
中長期的な目線で見れば当社にとってはむしろ後者のほうが重要であり、全社的な方針は私を中心に経営層で今後検討を深めていきますが、改めて当社の強みを見つけ、知ること、そして皆で共有することが重要と考えております。
日本塗装時報第2075号掲載記事