メーカートップの年頭あいさつ-1 関ペ・毛利訓士社長

課題解決へ実行の年に 関西ペイント・毛利訓士社長

次の100年に向けて

 2019年は、日本では「令和」時代が始まり、国中が喜びに包まれた年でした。

 私たち関西ペイントグループにとっても、新たな101年度目の幕開けであるとともに、第16次中期経営計画の初年度でもあり、次の100年に向けて持続的な成長をしていくために、自分たちの立ち位置ややるべきことを再確認する大切な節目となりました。

 2019年度業績は連結ベースで期初の目標を維持してはいるものの、達成については、厳しい状況であるとの認識を持たざるを得ません。しかしながら、私たち自身の手で力強く成長していくための変革を始めることができました。この変革を着実かつスピーディに実行することで十分に挽回は可能です。私たちの強みを活かし、会社をより良くしていくことで、16中計の2年目、3年目、と年を進むごとに身軽で筋肉質になり、業績目標を達成していく企業となる準備が整いつつあります。昨年4月の就任挨拶として、私はこれからの100年で当社グループが持続的な成長を遂げるために、まずは売上の拡大だけでなく収益性の向上を重視し、一層の事業競争力を身につける必要があるとお伝えしました。皆様のご尽力により、着実に手を打ち、実行段階に進んだ施策も出てきており計画を超えるスピードで進みだしています。この活動を通じて、私は社員の本来の力と将来への可能性を感じ、心から感謝するとともに必ず当社グループは素晴らしい会社になると確信しております。

 これから大きく変動していく世の中で成長し続けるために、身軽にしていくことを進めながら、今年は私たちの強みは何かということを改めて見つめなおし、その強みを活かして力強く成長を始める年にしたいと考えています。

 4月以来、「利益と公正」と「お客様から見た価値」を最重要に考えることをお伝えしてきましたが、これらを前提として、問題を発見することにとどまらず、「この問題をどうしたら解決できるか」を考え、実行するということを、新年のスタートにあたり改めて心に留めていただきたいと考えています。

 大変動の時代にあっても、グローバルに見れば塗料は一大成長産業であります。同時にシェアを上げる余地も大いにあります。その中で私たちが目指し実現していく「ありたい姿」は、グループ企業理念の使命目的に掲げる、事業を通じて人と社会の発展を支えることであり、これは普遍的なものです。今年は長年抱えてきた課題を解決しながら、私たちが本来持つ強みを最大限活かして着実に成長を続けていく体質を作る、つまり、16中計最終年度の目標を達成するための勝負の年となります。この認識のもと、2020年は、皆さん一人ひとりが日々の仕事をより良くする、変えるという行動を起こす年としていただきたい。このことを切にお願いします。

 関西ペイントグループの益々の発展を目指し、志を一つにし、ともに頑張っていきましょう。新年のスタートにあたり、この思いを共有し、皆様の大いなる挑戦と飛躍を期待します。

日本塗装時報第2033号掲載記事

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