マンション管理適正化セミナー 神戸交流会とMTSが開催
神戸市中央マンション交流会
神戸市中央マンション交流会(宮前行男代表)とマンション適正管理サポートセンター(略称MTS、小野利行会長)は2月24日、神戸市中央区・神戸国際会館で、「これからどうする?あなたの管理組合~汗をかくか、知恵を出すか、金をだすか、口だけだすか、何もしないか~」と題したマンション管理適正化セミナーを開催した。同時にユーチューブでのライブ配信も行われた。今回のセミナーは近畿地方整備局、兵庫県、すまいるネット、住宅金融支援機構、マンション管理センター、芦屋市マンションネットワークの議の後援を得て開催された。
第1部のセミナーでは「マンション管理 新時代との向き合い方~マンション管理計画認定とコミュニティ~」と題し、マンションコミュニティ研究会代表廣田信子氏が▽管理計画認定制度の背景▽管理計画認定制度とは▽マンションコミュニティ研究会フォーラムでの申請パターン事例▽長期マネジメント計画と管理計画認定制度の今後とコミュニティについて説明。
第2部では「最近のマンション政策」のテーマで、戎正晴弁護士(MTS副会長)が▽所有者団体としての管理組合~その役割と責務について~▽所有者責任とは何か▽管理組合として適正管理にどう取り組むか―などについて講演。
第3部「プロポーザル+総合評価落札方式とは」では、神戸市中央マンション交流会の三村勝己氏が▽大規模修繕工事の発注方式について▽不正と無駄を排除する、あなたの財産を守ります▽プロポーザル方式とは▽総合評価落札方式の採用に至る背景▽価格以外の評価とは▽総合評価シート―などを紹介した。
第4部では「持続可能なマンション管理を目指す」と題し、野村善彦一級建築士(全国マンション管理組合連合会事務局長、MTS理事)が▽終のすみ家から次世代のホームタウンへ▽マンションに関わる法律▽持続可能なマンション管理とは▽適切な大規模修繕を行う上の課題(国交省)▽お宝(既存資料)の活用▽プロポーザル活用の有効性▽施工方式・業者選定方式をどう考える?▽R4年事業管理組合の声▽R4年事業MTSサポーターからの一言▽日常管理で重要なこと▽クラックと補修方法―などについて講演した。
日本塗装時報第2091号(2024年3月18日号)掲載記事