大日本塗料は微減収 構造物用分野は堅調
大日本塗料
大日本塗料の2020年3月期連結決算は、売上高727億09百万円(前年同期比1・4%減)、営業利益55億47百万円(同8・1%減)、経常利益57億86百万円(同6・8%減)、純利益36億62百万円(同1・6%増)。
利益面では照明機器事業で大きく改善したが、国内・海外とも需要が低調で営業減益。純利益は前期に本社移転に伴う減損損失を計上していたため、増益になった。
国内の売上高は518億61百万円(同2・1%減)。構造物分野は堅調に推移し前の期を上回った。建材分野は新設住宅着工戸数減少の影響を受け低調。海外の売上高は72億9千万円(同9・6%減)。東南アジア市場は自動車部品分野の需要が減少。中国市場は工業分野における需要が減少した。北中米市場は、自動車部品分野は前期並みだったが、高付加価値品の販売が減少した。
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照明機器事業の売上高は101億35百万円(同8・1%増)。業務用LED照明分野は宿泊施設や商業施設向けの間接照明需要が好調。蛍光色材事業の売上高は13億37百万円(同3・8%増)。顔料分野は国内市場で高付加価値品の販売が堅調に推移した。
2021年3月期の予想は、新型コロナウイルス感染症の影響により未定。
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日本塗装時報第2038号掲載記事