ロックペイントは増収 粉体塗料・接着剤が好調
ロックペイントの2020年3月期連結決算は、売上高245億19百万円(前年同期比1・6%増)、営業利益13億80百万円(同3・0%増)、経常利益15億13百万円(同8・6%減)、純利益10億37百万円(同11・7%減)。
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車両用塗料分野は環境対応と生産性向上の両立に有効な高性能ベースコートと、環境配慮型クリヤー・下地塗料及び水性シリーズ「ネオウォーターベース」を拡販。大型車両や産業機械等に適した環境配慮型2液アクリルポリウレタン塗料は堅調に推移したが、修理入庫数減少の影響を補いきれず、売上高は前年同期を下回った。
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建築用塗料分野は、改修・リニューアル市場に重点を置き、需要喚起の建物塗替診断やカラープランニング等の提案型営業を続けた結果、環境対応製品及び高付加価値製品は好調に推移したが、消費税増税以降の市況の冷え込みに加え、2月後半からの新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、前年同期を若干下回った。
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工業用塗料分野は、環境に配慮した粉体塗料が鋼製家具、什器用途を中心に大きく伸びた。接着剤分野は、国内外の包装用途並びに工業用途で着実なる需要開拓及び高付加価値製品の販売を行い、前年同期を上回った。家庭用塗料分野は、主力のエアゾール製品は環境対応型スプレーや高性能サビ止めスプレーは堅調に推移したが、市況の冷え込みを補うには至らず、前年同期を下回った。
2021年3月期の予想は、新型コロナウイルス感染症の影響で合理的に算定することが困難なことから未定。
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日本塗装時報第2038号掲載記事