関西ペイント さび止め下塗塗料「ルビゴール」工業技術賞を受賞
関西ペイント
関西ペイントの水性さび止め下塗塗料「ルビゴール」が、(一社)大阪工研協会の「第70回工業技術賞」を受賞し、開発に携わった技術者が表彰を受けた。
工業技術賞は、工業化に大きく寄与する研究発明を行った研究者や、現場技術の進歩改善に功績した技術者に贈られるもの。
「ルビゴール」は、錆の抑制メカニズムによる効果と、多数のモニター施工実績からその性能が認められ、今回の受賞に至っている。受賞者は、同社汎用塗料本部建設第1技術部・土岡育朗、同建設第2技術部三谷誠、太田伶美の3氏。
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設備メンテナンスを行う中で、錆の除去工程は多くの時間を要し、メンテナンス費用も大きな負担要因となっていた。そこで同社では、「錆を残したまま塗装ができたら」という顧客の要望に応えて、同製品の開発に着手。従来の錆転換処理剤や錆固定剤のような、素材に対して不動態化を求めるのではなく、腐食電流を抑制することで、錆の抑制に成功した。これにより錆が残る面への塗装に対し、ブラスト処理後に変性エポキシ樹脂塗料を塗装する従来の防食塗装システム同等以上の長期防食性能を実現した。
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日本塗装時報第2038号掲載記事
▶ 関西ペイント「 ルビゴール 」(企業Webサイト商品紹介ページ)