マスチック連合会が記者懇談会 保証事業実績は前年度並み
全国マスチック事業協同組合連合会
PR動画を4月から公開
全国マスチック事業協同組合連合会(鈴木浩之会長)は2月7日、東京都内で記者懇談会を開き、各保証事業の実績のほか、改良タイプの「マスチックNANO」の特長、4月以降に公開を予定している「長期性能保証PR動画」などについて説明した。保証事業のうち長期性能保証事業は、期首から5カ月間の実績で、保証件数84件・保証金額8億8千万円、工事完成保証は同22件・12億7千万円となり、ほぼ前年度と同じペースで伸びている。
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主要事業の長期性能保証事業は、平成2年からの30年間で6500件を達成。今年度は期首から約5カ月の経過地点で、保証件数84件(前年同期79件)、保証金額8億8千万円(同7億8千万円)となった。これは年間予算額35億円の約25%に相当する。今後、リピーター会員の春先工事が見込まれていることから、利用の増加が期待される。
単組別では、関東が1億7千万円(同1億円)、近畿が5億円(同3億8千万円)、中国・四国が4億8千万円(同1億7千万円)と前年同期の実績を上回った。 単組別の傾向としては、東北・中部・九州では戸建て、北海道・近畿は、マンションなどの集合住宅への適用が多かった。関東は戸建て・マンションへの適用数が均衡している。
保証事業開始以降の事故対応は7件で、事故率は0・11%。保証設計段階の想定(0・5~0・6%)よりも格段に低い数値となっている。
工事完成保証は、保証件数22件(同24件)・保証金額12億7千万円(同12億8千万円)で、前年度とほぼ同程度。年間予算額33億8千万円の約37・6%に相当する。単組別では、近畿が8億5千万円(同10億4千万円)で、件数・金額ともに最も多かった。ほかに中部が3億1千万円(同1億1千万円)と前年の倍以上の実績となった。同事業では事業開始以来、無事故を継続している。
また、長期性能保証の事業内容を効果的に伝えるPR動画(YouTube)の製作を開始。再生時間は1分半程度で、親しみやすいイラストを用いて、施工後のトラブル例、長期性能保証の内容などを紹介する。公開は4月以降を予定している。
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日本塗装時報第2034号掲載記事