日塗工総会 毛利会長「一致団結し難局克服を」
日本塗料工業会
(一社)日本塗料工業会(毛利訓士会長)の第35回定時総会が5月19日、東京塗料会館で開かれた。新型コロナウイルス感染症予防の観点から、代理人または書面による議決権の行使を推奨。例年実施している理事会および懇親会は中止した。
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冒頭、毛利会長は「1月中旬に国内初の新型コロナウイルスが検出されてから4カ月が経過した。世界各国では大勢の感染者の発生や経済への大きなダメージが生じている。政府も経済への影響について、戦後最大の危機に直面しているとの識を示している。経済産業省の化学工業統計の速報値によると、19年度の塗料出荷数量は対前年比95%となった。第4四半期のみでは対前年比94%となっていることから、20年度は大変厳しい状況となることが予想される。この厳しい状況に対応するためにも、日本の塗料工業の発展に向けて一致団結し、ご尽力いただきたい」とあいさつ。
議事では、19年度事業報告・同公益目的支出計実施報告、同決算・監査報告、20年度事業計画・同予算案、理事の補欠選任の件について審議し、承認した。[/ignore] 理事の補欠選任の件では、田堂哲志氏(日本ペイントHD)に代わり、田中正明氏(同)が新理事に就任。また、中村英朗専務理事が退任し、後任には上岡晃氏が就任した。
日本塗装時報第2038号掲載記事