課せられた使命を受け 事業の選択と集中を
一般社団法人 日本塗装工業会 会 長 北原 正
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、近代日本で初めて譲位による改元ということで、慶賀の気持ちで新しい時代を迎えました。貴重な体験であるとともに、将来への希望を抱きながら前進の気運で新しい時代に身を置こうと思いを強くした年でもありました。また、一方では度重なる災害に見舞われた年でもあり、特に台風15号・19号では多くの被害が発生しました。被災された方にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧を願ってやみません。
さて、建設行政に目を転じると、昨年から大きな課題が目白押しです。建設キャリアアップシステムの本格稼働が始まり技能者登録が漸次進んできております。現在登録建設塗装基幹技能者をレベル4、それ以外をレベル1とする2段階でカードの発行がなされていますが、これにレベル2、3という中間段階を設定し、技能者をよりきめ細かく評価することで、レベルにあった処遇が得られるようにしようとのことで、本会では能力評価の基準案策定を進めております。有為な技能者が見落とされることのないように内容を精査しているところです。
日本塗装時報第2032号掲載記事