塗料メーカー各社の2024年3月期決算(11)神東塗料
神東塗料は損失縮小 今期黒字転換目指す
神東塗料の2024年3月期連結決算は、売上高189億54百万円(前の期比0・4%減)、営業損失4億79百万円、経常損失4億60百万円、純損失4億97百万円。利益面では固定費の削減が想定を上回ったため、前回発表時より営業損失、経常損失とも縮小した。
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インダストリアル分野は鋼製家具向け粉体塗料の出荷が好調。工業用塗料分野は産業機器向けは減少。水道資材向け出荷は不適切行為問題の影響で低調に推移した。建築塗料分野は子会社の工事売上は前年を上回ったが、汎用品においてJIS一時停止解除の遅れから低調に推移し前年を下回った。道路施設用塗料分野は工事件数減少の影響で需要が減少した。自動車用塗料分野は半導体・海外部品調達の影響は残っているが回復傾向がみられ増加した。その他塗料分野は整備新幹線の工事完了に伴い売上は減少した。
2025年3月期の予想は、売上高185億円(前期比2・4%減)、営業利益1億50百万円、経常利益3億円、純利益2億円。
日本塗装時報第2093号(2024年5月18日号)掲載記事
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