関西ペイント 「マジクロンLTC」発売 低温焼付で省エネ・省工程化
関西ペイント
関西ペイントと関西ペイント販売は、工業用塗料分野の主力製品であるマジクロンシリーズの低温焼付タイプ「マジクロンLTC」を発売した。同製品は耐候性に優れる熱硬化形アクリル樹脂塗料として、金属製品や電気機器、鋼製家具、建材内外装部品などに幅広く使われていた。
近年、工業塗料においては、焼付工程がCO2排出量およびエネルギー消費量の大きい生産工程とされ、塗料の低温焼付タイプによる焼付温度の低減が求められてきた。 そこで、従来の標準焼付温度を160℃としていた「マジクロン」シリーズを改良、140℃の低温化を実現した。
特長は▽160℃から140℃へ低温化し、低温焼付を実現▽耐候性に優れ、従来品(マジクロンシリーズ)同等品質を保持▽工業塗装現場で多く使用されているアルキドメラミン塗料(130~140℃)と同時焼付が可能になり、省工程化・工程短縮に役立つ。
【製品概要】アミノアクリル樹脂塗料(熱硬化形アクリル樹脂塗料)▽標準温度/140℃×20分▽塗色/ソリッド、メタリック各色対応(つや消し、つや有対応)▽容量4㎏、16㎏
日本塗装時報第2093号(2024年5月18日号)掲載記事
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