岩崎電気　省スペース設計で高性能化　耐候性試験機をリニューアル

　岩崎電気（東京都中央区）は、紫外線ランプ方式の耐候性試験機「アイスーパーＵＶテスターＳＵＶ—Ｗ１６１」をリニューアルした「ＳＵＶ—Ｗ１７１」を発売した。「ＳＵＶ—Ｗ１７１」は、現行装置と比べ、装置サイズの縮小をはかりながらも、有効照射面積を20％拡大、より多くのサンプルを試験できるようになった。

　消費電力を約20％削減し、試験機本体に内蔵していたチラーを削減することで本体のフロン不使用とし環境負荷軽減に貢献。各種設定を行う操作パネルとソフトウエアを刷新し、メンテナンスや校正時期もアイコン表示することで、見やすく操作性も向上した。

環境負荷を大幅に軽減　キセノンテスターを発売

岩崎電気は「アイスーパーキセノンテスター」の最新機種「ＸＥＲ—Ｗ85」を発売した。キセノンテスター（キセノンウェザーメーター）は、太陽光に近似した分光エネルギー分布を有する光源により、自然の屋外暴露と高い相関性を得られるため、ＩＳＯ、ＪＩＳなどの国内外の規格で標準的な耐候性試験機になっている。

　同製品は、太陽光との高い相関性に加え、照度、温度、湿度を自在にコントロールし、幅広い試験条件に対応可能。従来装置より消費電力を約10％削減し、環境試験温度コントロールに使用する冷媒の見直しで、地球温暖化係数ＧＷＰ値を67％削減（ＧＷＰ１２８２）し、環境負荷を大幅に軽減した。

日本塗装時報第2085号掲載記事

この記事は「日本塗装時報」2085号（2023年10月18日発刊）の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。（年間購読の申し込みは→年間購読のご案内）