大日塗は増収増益 照明が好調、建材も回復
大日本塗料
大日本塗料の2019年4~6月期連結決算は、売上高181億91百万円(前年同期比3・3%増)、営業利益12億95百万円(同9・5%増)、経常利益13億77百万円(同10・9%増)、純利益8億1百万円(同20・4%増)。
国内の売上高は130億62百万円(前年同四半期比1・3%増)、営業利益は4億86百万円(同1億3百万円減)。
構造物分野は建設資材不足による工事遅延等の影響から減少した。建材分野は需要がやや回復し増加した。利益面では、原材料価格の高騰の影響や本社移転に伴う費用の発生で前年を下回った。
海外の売上高は19億44百万円(前年同四半期比0・1%増)営業利益は2億62百万円(同36百万円減)。東南アジア市場は、タイを中心に自動車部品分野の需要が堅調に推移したが、他の工業分野の落ち込みにより、売上、利益ともに前年同期並み。中国市場は輸送機器向けの需要が減少し、売上、利益ともに減少した。北中米市場は、自動車部品分野の売上は増加したが、高付加価値品が減り減益。
照明機器事業分野の売上高は24億12百万円(前年同四半期比22・2%増)、営業利益は3億83百万円(同2億46百万円増)。
蛍光色材事業の売上高は3億31百万円(前年同四半期比1・6%増)、営業利益は27百万円(同9百万円増)。
通期の予想は、売上高750億円(前期比1・7%増)、営業利益66億円(同9・3%増)、経常利益66億円(同6・3%増)、純利益40億円(同11・0%増)、1株年間配当金25円(据置)。
日本塗装時報第2028号掲載記事