日塗装 特定技能外国人受入れ 会員増強へのインセンティブに
日本塗装工業会
日本塗装工業会(加藤憲利会長)は11月17日、本年度第1回目の報道記者会見を行い、上期の事業活動を報告した。その中で特定技能外国人の受け入れについて説明。日塗装の会員企業の場合、建設技能人材機構(JAC)に間接的に加入していると見なされるため、JACへの年会費が不要なほか、日塗装が受け入れ負担金の代行収納を行うなどのサポートを行う。日塗装会員にはこうした特典があるため、入会問い合わせが急増しているという。加藤会長は「会員には大きなメリットであると同時に、会員外の業者には入会するインセンティブになる」と期待を表明した。
CCUS レベルごとの最低年収 ダンピング対策で検討
日塗装の基本方針対応特別委員会(若宮昇平副会長)では、国交省や関係団体とともに建設技能者の処遇改善のための諸施策に取り組んでいる。その柱となるのが建設キャリアアップシステム(CCUS)で、建設業の制度インフラとして構築を目指している。
ダンピング対策では、建設産業専門団体連合会(建専連)の中で、職種団体ごとにCCUSレベルごとの最低年収の策定作業を継続して進めており、日塗装でも引き続き検討していく。
日本塗装時報第2073号掲載記事
この記事は「日本塗装時報」2073号(2022年12月18日発刊)の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。(年間購読の申し込みは→年間購読のご案内)