塗料メーカー各社の4~9月期決算(3)菊水化学工業/大日本塗料/神東塗料
菊水化学工業/大日本塗料/神東塗料
菊水化学工業は増収増益 環境配慮商品を拡充
菊水化学工業の2022年4~9月期連結決算は、売上高110億6百万円(前年同期比3・1%増)、営業利益2億57百万円(同15・0%増)、経常利益3億28百万円(同17・0%増)、純利益1億88百万円(同10・2%増)。高耐候・遮熱・断熱など市場のニーズに対応した高付加価値製品の普及・提案活動を継続。人体へ影響を及ぼす物質に対処する製品を訴求し環境への配慮や社会的な課題解決に取り組んだ。
大日本塗料は増収増益 価格転嫁が順調に推移
大日本塗料の2022年4~9月期連結決算は、売上高348億55百万円(前年同期比6・2%増)、営業利益17億73百万円(同1・6%増)、経常利益20億31百万円(同15・9%増)、純利益13億23百万円(同43・7%増)。国内の売上高は260億17百万円(同6・7%増)、営業利益は8億29百万円(同2億48百万円減)。構造物用塗料は堅調に推移したが、工業用分野は、建材用塗料やプラスチック用塗料の需要が減少し、低調に推移した。
神東塗料は純損失8億円 産機・自動車向けは出荷増
神東塗料の2022年4~9月期連結決算は、売上高94億49百万円(前年同期1・3%減)、営業損失5億89百万円、経常損失4億74百万円、純損失8億60百万円。インダストリアル分野は粉体塗料分野で主力の鋼製家具、電気機器向け出荷が低調だった。
日本塗装時報第2072号掲載記事