日ペ 今宮工科高と産学連携協定 産業デザイン教育に協力
日本ペイント
日本ペイントは、このほど大阪府立今宮工科高等学校(大阪市西成区)との間で、産学連携協定を締結した。企業と学校が産業デザイン教育で連携するのは大阪府内では初の試み。同校グラフィックデザイン系との交流を通じて、魅力ある産業教育の実現を目指す。
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協定締結前に行われたプレ活動では、2019年中に計4回の連携授業を実施。1回目の授業(9月10日)では、プロジェクト概要プレゼンテーションと塗装体験会を行った。
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2回目(10月15日)の授業では、同社近畿支店・色彩グループによる色彩計画講義の後、オリジナル塗料「今工ブルー」の開発に取り組んだ。3回目(10月29日)は同社工場見学と実習、4回目(12月16日からの約10日間)は、高校の食堂のリニューアル塗装施工を授業内で行っている。塗装には、生徒らが開発した「今工ブルー」が使われた。今後は連携授業を通じて、パッケージデザイン、カタログデザイン、WEB動画デザインなどを実践的に学ぶ予定。
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今宮工科高等学校は、全日制・定時制の2課程を設置する公立工業高校。建築系・電気系・機械系・グラフィックデザイン系に分かれ、このうちグラフィックデザイン系は、大阪府のPBL(問題解決型学習)導入モデル校に指定されている。授業の中で生徒たちは、それぞれ課題となるテーマを設定し、1年を掛けて各テーマに取り組む。
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日本塗装時報第2037号掲載記事