関西ペイントは、有事の際の避難生活に役立つ「抗菌・抗ウイルス段ボール製簡易トイレ(コンパクトサイズ)」=写真=を発売した。
地震や水害などの被災地に仮設トイレが届き出すのは災害発生3日後頃からとなる場合が多く、それまでは自助でしのぐ必要がある。そうした有事の際の避難生活の安全と質の向上を目的に、現行のレギュラーサイズの機能・性能をそのままに小型化した簡易トイレを開発したもの。
軽量で持ち運びやすく、工具なしに30秒で組み立てが可能なため、災害時にすぐに使用できる。
便座には、付着したウイルスを99・9%低減する漆喰塗料「アレスシックイ」を塗布。段ボール製のため、焼却処理することで感染症対策が可能になる。
本体の完成サイズは幅237×奥行425×高さ270ミリメートル。外箱サイズは幅520×奥行260×高さ65ミリメートル。重量は1020グラム。
期待耐用備蓄年数は10年。
希望小売価格は1台5400円(税込5940円)。
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「非常用トイレ袋」も
関西ペイントは、非常用トイレ袋「イージートイレ」を発売した。
袋をロールから切り離して便器もしくは便座にかぶせるだけで簡単にセットできる。中に入っているパッドが凝固剤なしに尿を約600ミリリットル吸水する。
使用後は袋のひもを引っ張るだけで簡単に処理が可能。家庭や災害地のトイレ、「抗菌・抗ウイルス段ボール製簡易トイレ」と組み合わせて使用できる。
1箱20枚入り。希望小売価格は1箱4180円(税込4598円)。18箱1セット単位で販売する。