日塗装 松江市で総会・全国大会開く
日本塗装工業会
加藤会長が再任「希望あふれる塗装業へ」
日本塗装工業会(加藤憲利会長)の第65回定時総会・第48回全国大会は5月23日午後、島根県松江市の島根県民会館で盛大に開かれた。本年度は重点施策の一つに「担い手が魅力を感じる産業への進化・発展を目指す」ことを掲げ、不当廉売の排除や適正な受注価格の確保、休日の確保などを関係機関とともに、官公庁、民間などの発注者へ継続的に働きかける。女性活躍の推進、外国人材の受け入れにも継続的に取り組み、担い手の確保を図るとともに、技術・技能の伝承を推進し「希望あふれる塗装工事業」を目指す。
総会は宮前護常任理事の司会で開会。冒頭、あいさつに立った加藤会長は、十分な賃上げを実現し担い手を確保するため、関係団体や国と連携して取り組む考えを示した。 続いて、昨年度のペインテナンスキャンペーンの施工実績上位10社を表彰。1位郡山塗装(福島県)、2位五日市塗装工業(岩手県)、3位尾崎塗装工業(高知県)など実績上位10社、および施工件数比率上位10支部に表彰状と報奨金を贈呈した。
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本年度の安全スローガン「ちょっと待て!踏み出す前に危険予知」(山口県・共立、藤本浩二氏)の表彰のあと、第7回リフォームアワードの入賞者を表彰した。新入会員を紹介したあと、来賓の蒔苗浩司国土交通省大臣官房審議官が祝辞を述べた。報告事項では令和5年度事業報告、令和6年度年度事業計画・予算を報告。審議事項では令和5年度決算書を承認した。 本年度の事業計画では、昨年度に引き続き6重点施策を推進する。全体事業計画では、「基本方策対応特別委員会」で、適切な賃金確保に向け、建設産業専門団体連合会の方針に基づき、適正な請負契約がなされるよう検討を進める。また、昨年設置した「特定技能制度検討委員会」で建設技能人材機構(JAC)の受入れ負担金の収納代行業務を行うとともに、外国人採用に関する情報提供、受入れ後の教育訓練・講習などを検討していく。