アイエヌジー 剥がれない「見える化サイン」UV転写印刷システムを開発

アイエヌジー 剥がれない「見える化サイン」UV転写印刷システムを開発

アイエヌジー

 アイエヌジー(本社大阪、森井智子社長)は、塗膜の上や凹凸・段差のあるものにも印刷が可能な「SPUV―Pro転写印刷システム」を開発、物流倉庫での安全対策などに実績を伸ばしている。

 従来、倉庫・工場などでの事故防止対策には、床にテープを貼ったり、危険な場所を黄色と黒の縞模様に塗り、注意を喚起していた。ただ、こうした方法では、何が危険なのかが分からず、リフトなどが走行しているうちに消えたり、剥がれたりするという難点があった。

 同社では独自の転写印刷技術を利用して、注意喚起表示用サインを床面に施工する方法を開発したもの。サインの上をリフトが旋回しても剥がれず、長期間消えないため、荷役現場の「見える化サイン」として、安全性向上に役立つ。

 データはパソコンで作成し、UVインクジェットプリンターでスマートペーパー(転写印刷メディア)に印刷する。 床面への施工は▽下地処理▽クリーニング▽プライマー塗布▽スマートペーパー貼り▽フィルム剥がし▽トップコート施工―という手順。このうち、ペーパー貼り以外は基本的な塗装施工と同様な作業になる。施工は1日で可能。サインが不要になった場合は簡単に剥がすことができる。

 特長は▽インクだけなので追従性が良く、剥がれに強い▽ラミネートやカッティングが不要▽プライマーやトップコートで強度調整が可能▽貼り作業に高度な技術や特殊な機械が不要▽剥がし作業は高度な技術や機械は必要とせず、短時間での作業が可能。

 問い合わせ先は同社(06・6232・8112)。

日本塗装時報第20563号掲載記事

この記事は「日本塗装時報」2063号(2022年3月18日発刊)の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。(年間購読の申し込みは→年間購読のご案内

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