関ペ　石巻市の防潮堤アート「海岸線の美術館に協力」

　関西ペイントは、このほど宮城県石巻市で行われたアートプロジェクト「海岸線の美術館」へ塗料を提供した。

　「海岸線の美術館」は、東日本大震災で津波の被害にあった宮城県石巻市雄勝町の海岸線を囲う高さ最大10メートル、全長約３・５キロの巨大防潮堤に壁画を描くアートプロジェクト。

　防潮堤によって美しい海の風景を見ることができなくなった海岸線に壁画を描き、新しい風景を生み出すことで人と防潮堤との新たな関係性を築くのが目的。２０２２年よりスタートし、現在、６作品の壁画が完成している。

　宮城県仙台市に営業所をもつ関西ペイントグループは、このプロジェクトに賛同し、地域に根差した塗料メーカーとして地域社会に貢献することを目的に、当初から塗料を提供している。

　10月13日には、アーティストの安井鷹之介氏が描いた「岩戸開　Ｔｈｅ　Ｏｐｅｎｉｎｇ」の完成を祝い、「Ｏｇａｔｓｕ　Ｓｅａ　Ｓｉｄｅ　Ｆｅｓ」が開催された。

　雄勝町に伝わる雄勝法印神楽が壁画の題材となっていることから「新山神社奉祝祭」が開かれ、神舞が奏されたほか、マルシェやキッチンカーの出店、音楽アーティストによる演奏などが催され、多くの地域住民が楽しんだ。

　塗料は下塗りに「アレスダイナミックシーラーマイルド白」、上塗りに「アレスダイナミックＴＯＰ」、クリヤーに「プレシャスクリヤーミディアムマット」が提供された。