業界団体総会 NSK・湿仕技術センター
NSK総会 藤井会長が再任「生産数量の底打ちを期待」
日本建築仕上材工業会( N S K、藤井実広会長)の令和6年度(第60期) 通常総会は5 月10日、東京・明治記念館で開かれた。
冒頭、藤井会長はまず昨年度の生産実績について「4月に発表したNSKの令和5年度生産数量統計では、仕上塗材・左官材料・補修材料の生産数量合計は前年比98・4%だった。内訳は、建築用仕上塗材が97・0%、左官材料・補修材料が99・1%で、昨年度を下回った。仕上塗材の内訳では、可とう形改修塗材Eは7・6%減、薄塗材Eは0・9%減、複層塗材Eは4・1%減と、コロナ明けの需要増が期待された住宅の改修需要の回復が今一つ遅れている」と報告。今年度は「国内の設備投資の拡大、賃上げによる消費の活性化、住宅の塗り替え需要の回復が期待され、今年こそ生産数量の底打ちが期待される」と表明した。
議事では、令和5年度事業報告・同決算報告、令和6年度事業計画・同予算案を可決承認した。任期満了による役員改選では、藤井会長、齊藤滋治、奥山真至副会長の再任が決まった。
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湿仕技術センター 原田理事長が再任
日本建築仕上材工業会の総会に続き、NPO法人湿式仕上技術センター(原田進理事長)の令和6年度通常総会が開かれた。 原田理事長は「昨年は住宅着工が減少し、NSKの生産数量も振るわなかった。2024年問題による運賃、原料の値上げは我々メーカーにとって厳しい状況が続いている。当センターではこの問題を解決しながら、NSKと連携を図り、湿式材料の普及活動により皆様のお役に立ちたい」とあいさつ。
議事では、令和5年度事業報告・決算・会計監査報告、令和6年度役員変更、同事業計画・予算を承認した。任期満了による役員変更では、原田進理事長(富士川建材工業社長)、奥山真至副理事長(スズカファイン取締役)が再任した。
日本塗装時報第2093号(2024年5月18日号)掲載記事
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