関西ペイント 不妊治療の支援制度を導入 働き続けられる職場環境へ
関西ペイント
関西ペイントは、従業員の不妊治療と仕事の両立を支援する制度を新しく導入する。 同社ではこれまで、働きながら不妊治療を行う場合、年次有給休暇やフレックスタイム制度を活用していた。ただ、不妊治療に特化した支援制度ではないため、仕事との両立が困難となるケースがあった。昨年4 月に策定した「次世代育成支援事業主計画」では、不妊治療と仕事の両立をしやすい制度の検討を掲げ、今回同制度の導入を決定したもの。
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導入に際しては今後、社内啓発活動やマネジメント層への研修活動も実施していく予定。さらに、同支援制度と併せてエクスコムグローバルと提携し、医療法人社団直悠会にしたんARTクリニックのサポートプログラムも導入する。
また、2021年に策定した「女性活躍推進に関する行動計画」では、2025年度末までに男性育児休業取得率50%以上、取得者全員5日以上の目標を掲げており、今回の新施策により、男性育児休業取得率の向上を目指す。
同社では中期経営計画の重点方針の一つに「経営基盤の強化」を掲げ、企業成長の源は「人財」であり、従業員一人一人が生き生きと働き、自らの能力を最大限に発揮できる人事制度の改革を行っている。今後も従業員が様々なライフステージに対応でき、安心して働き続けられる職場環境とするため、様々な支援制度を拡充していく方針。
日本塗装時報第2093号(2024年5月18日号)掲載記事