【おくやみ】北浦年一氏(元大阪府建団連会長)
大阪府建団連/建設産業専門団体近畿地区連合会
北浦 年一氏(きたうら・としかず=北梅組相談役、大阪府建団連・建設産業専門団体近畿地区連合会会長)かねて病気療養中のところ5月10日死去、84歳。葬儀・告別式は、喪主(妻)および親族の意向により家族葬で執り行われた。
故北浦氏は1955年3月兵庫県立高砂高校を卒業後、同年4月に北梅組に入社。66年代表取締役社長、94年代表取締役会長、04年相談役に就した。86年から08年までは清水建設近畿兼喜会会長を務めている。
団体関係では、建団連会長、近畿建専連会長のほか、近畿建設躯体工業協同組合理事長、日本建設躯体工事団体連合会副会長、建団連地所㈱代表取締役、建専連常任理事、西日本ギルドワン協同組合代表理事、大阪府能力開発協会理事などを歴任。94年11月に黄綬褒章、06年4月に旭日双光章を受章した。他に近畿地方整備局長感謝状を受賞している。
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建団連会長職務代行の山本正憲氏(山本組、兵庫県尼崎市)は談話の中で、「建設業界は現在も従来の構造が改善されず、厳しい状況にある。その中にあって北浦会長は、専門工事業者の地位向上および職人の処遇改善のために、また健全な建設業の発展のために、近畿地区はもとより、全国的なリーダーの一人として活躍した。長年の建設業での経験を踏まえ、その先を見る目と広い視野により、国土交通省、近畿地方整備局等と意見交換・提言を行い、より良い建設業界の発展を目指した。建設業界のリーダーとして偉大な人だった」と同氏の功績を振り返っている。
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日本塗装時報第2038号掲載記事