近畿マスチック協組 福田理事長「組合員の増強を」

福田康仁理事長(中央左)を囲み(右から)上田、安藤、中西、石渡各副理事長、宮澤専務理事

 近畿マスチック事業協同組合(福田康仁理事長)の第41回通常総会は10月18日、大阪市中央区・マイドーム大阪で開かれた。

 冒頭、福田理事長は「本年度は2024年問題を受け、中央会の支援事業として、塗装業界の働き方改革への取り組みを模索した。6月のセミナーでは建設業の2024年を取り上げた。人材確保・育成、生産性の向上、組織力の強化が求められているが、休日増による人件費高騰や職人の労働時間短縮による収入減など難題が多い。今年度の仕上性能管理士・仕上士の新規認定研修会を開催したところ、仕上性能管理士15名、仕上士4名が誕生した。更新講習にも多くの管理士が参加し、活発に保証事業を活用されている証しだと思う。ただ、長期性能保証事業は7億3740万円、工事完成保証事業は3億5590万円となり、残念ながら両保証事業とも昨年度より大幅に減少した。今後とも両保証事業をますます活用いただきたい」とあいさつした。

 議事では令和5年度事業報告・決算、6年度事業計画・予算などを可決承認した。

 任期満了による役員改選の結果は、理事長に福田康仁氏(ベニヤ塗装、大阪府支部)、副理事長に石渡年樹(石渡康三郎塗装店、同)、中西優(宏和塗装店、兵庫県支部)、安藤宏(稲葉工業、滋賀県支部、新任)、上田英司(ウエダ、和歌山県支部、新任)各氏、専務理事に宮澤健一氏(ミヤザワ、兵庫県支部)を選任した。

 新役員を代表して福田理事長は「組合員の増強に向け、マスチック事業のアピールに努めたい。新執行部一丸となり、組合の将来に向けて取り組んでいく所存であり、さらなるご協力をお願いしたい」と就任の抱負を述べた。

 総会終了後は功績者表彰式を行い、堀内雅生大阪府中小企業団体中央会総務企画課長が来賓あいさつを述べた。引き続き懇親会を催し、多数の来賓をまじえて歓談した。

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