日塗商青年部 「共同配送」テーマに研修 2024年問題への対応探る

日塗商青年部 「共同配送」テーマに研修 2024年問題への対応探る

日塗商青年部

参加者全員で記念撮影

 日本塗料商業組合青年部(森健夫会長)は3月22日、東京都内で第9回企業研究会を開いた。今回は酒卸業で共同配送を手掛けている運送会社、フィット(国立市)の清水祐輝執行役員兼事業推進室長を講師に招き、共同配送の可能性について研修した。

 研究会では、清水氏が「運ぶものは違えど、皆様のお役に立てるように準備してきた。共同配送の開始の問題や、物流の2024年問題に対して仕組みづくりなど、難しい課題もあったが、どう乗り越えたかを一緒に考えるきっかけとなればと思う」と述べたあと▽共同配送までの経緯▽共同配送のメリット、デメリット▽今後の展望などを説明した。


 同社では、首都圏の飲食店約1 万軒に毎日、自社ドライバーが配送している。正確で迅速な配送をバックアップするため、物流センター(酒類5、木材2拠点)を設置し、配送用の情報端末を活用している。商業施設内への店舗納品や、不在時でも合鍵を預かっての不在時納品など、一般の運送会社ではカバーできない細やかな配送にも柔軟に対応している。従来、酒販店への配送は個別に行っていたが、保管・配送コストがかさみ、効率が悪かった。このため、飲食店の要望に対応可能な配送センターを共同で設置することになった。

 同社に在庫を集約することで、メーカーは運送の一本化、卸・酒店は在庫管理と配送を一括で同社に委託することが可能になった。 個別の配送だとトラック1台30件が限界だったが、共同配送では40~50件と、大幅に改善した。 また、共同物流センターの設置により▽在庫リスクの最小限化▽品揃えの強化▽共同調達によるコスト削減―などのメリットが生まれた。 共同配送を開始する前は、酒店から「他の酒屋に注文情報が流れないか」「専用伝票に対応できるのか」「オリジナル商品の専用在庫にも対応できるか」などの不安があったが、ドライバーの教育やきめ細かな対応で対応できた。

 研究会の終了後、塗料普及委員会清元秀委員長、塗料マイスタープロジェクトチーム湊正俊チームリーダーが第1回塗料マイスタースタンダード検定の結果を報告した。 同検定は今年1月29日から2 月11日まで、オンラインで開催され、1240人の受験申込があり、1163人が合格した。 湊リーダーは「今後はこの制度を利用して、世間にいかにブランディングしていくか、ひいては自社の利益に役立つかが課題である。この制度をさらに組合員に利用していただくためご協力をお願いしたい」と呼びかけた。

日本塗装時報第2092号(2024年4月18日)掲載記事


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