ロックペは増収増益 建築・工業用が堅調
ロックペイント
ロックペイントの2019年4月~12月期連結決算は、売上高186億94百万円(前年同期比1・7%増)、営業利益11億63百万円(同7・4%増)、経常利益14億84百万円(同11・4%増)、純利益10億66百万円(同13・9%増)。
車両用塗料分野は、高性能ベースコート、環境配慮型クリヤー・下地塗料及び水性シリーズ「ネオウォーターベース」を拡販。大型車両や産業機械向けの環境配慮型2液アクリルポリウレタン塗料は堅調だったが、修理入庫数減少で前年同期を下回った。
建築用塗料分野は、改修・リニューアル市場に重点を置き、需要喚起の建物塗替診断やカラープランニング等の提案型営業を続けた結果、環境対応製品及び高付加価値製品を中心に好調に推移した。
工業用塗料分野は、粉体塗料の需要獲得及びドア・シャッター用プライマーを拡販。接着剤分野では国内外の包装材用途での需要開拓が奏功した。 家庭用塗料分野は、簡易防水型床用塗料や水性屋根用塗料等は堅調だったが、市況の冷え込みを補うには至らず、前年同期を下回った。
通期の予想は、売上高245億円(前期比1・5%増)、営業利益14億50百万円(同8・2%増)、経常利益17億円(同2・6%増)、純利益12億円(同2・1%増)、1株年間配当金17・5円(据置)。
日本塗装時報第2034号掲載記事