日塗商青年部 荻野化成横須賀本社を見学

日塗商青年部 荻野化成横須賀本社を見学 全国から40人が参加

日本塗料商業組合青年部

吹き抜け構造で開放的な店内

 日本塗料商業組合青年部(富澤浩史会長)は2月13日、荻野化成㈱(横須賀市・荻野圭輔社長)本社で「第5回店舗研究会」を実施し、全国から40人が参加した。

 同社は建築塗料・防水材の販売、建物診断、積算代行など建築分野を中心に幅広く事業を展開。横須賀本社・横浜支店のほか、関東圏内に6カ所の営業所を構えている。

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 見学会に先立ち富澤会長は「新型コロナウイルスがまだ流行していなかった11月・12月に、中国・上海で行われた展示会に行ってきた。東京ビッグサイトで行われる展示会の4倍ほどの規模で、世界各国の人が参加していた。中国では、電子マネーをはじめとしたIT技術が国全体に広がっている。今後、インターネット技術がさらに発展することにより、商売の仕方は変わっていくだろう。

 ネット社会の発展により、われわれのような仲介業者が不要となりつつある今、塗料販売店はどのようにして存在感を出すかについて考えなければならない。各社それぞれに活動しているとは思うが、業界自体を盛り上げて、新たな市場を創りあげていく必要があるだろう。今回見学する荻野化成は、社員教育に力を入れていると聞いている。学べることがたくさんあると思うので、いろんな吸収をしていただきたい」とあいさつ。このほど作成した青年部のPR動画(ユーチューブに掲載)を紹介した。

 続いて荻野社長が会社概要を説明。同社では、顧客・社員・仕入れ先・地域社会に対して感謝することを企業理念に掲げている。また独自の取り組みとして、顧客の塗装店やメーカーを対象とした有料会員制度「荻野化成友の会」を運営。現在の会員数は186社(賛助会員含む)で、委員会活動や講習会、親睦会などを定期的に実施している。他にも採用活動の一環として、インターンシップの受け入れなども行っている。その後、会場を移して2年前に完成した本社新社屋を見学した。

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塗装用品のコーナー

 「ここで働きたいと思ってもらえるようなかっこいい設計を目指した」と荻野社長。吹き抜け構造の店舗1階には、スタッフが加工・塗装したDIY雑貨を展示し、塗料や刷毛などの塗装用品も実際に手に取ってもらえるようにディスプレイしている。店舗は裏で倉庫・オフィスとつながっており、行き来しやすいレイアウトとなっている。オープン階段の先にある2階は、打ち合わせにも飲食にも使える広々とした空間となっており、仕事と休憩時間、デスクワークと接客など、メリハリを付けて集中できる環境を整えている。

【荻野化成の会社概要】
 昭和48年、現会長である荻野賢二氏が関西ペイントを退職後、父と兄の経営する荻野塗料に入社。昭和56年、担当地区の債権債務を引き継ぎ、荻野化成を設立。その後順調に業容を拡大している。資本金6000万円、従業員105人。本社は神奈川県横須賀市内川1―6―4、電話046・876・6164。

日本塗装時報第2035号掲載記事

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