日塗装 全国支部長会 CCUSの普及促進に協力
日本塗装工業会
建設キャリアアップシステム 「早急に事業者登録を」
日本塗装工業会(北原正会長)は昨年12月11日、東京・ホテルニューオータニで第98回全国支部長会を開き、前の月のブロック理事会での決議事項などを報告した。来年度の重点施策案「重点施策の展開」では新しく「建設キャリアアップシステム(CCUS)の普及・促進」を追加したほか、役員改選に向け新執行部の候補者を内定した。
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開会にあたり、北原会長は「いよいよ来年4月からキャリアアップシステムが本格的に始動する。現在、建設業振興基金がカード発行を行っており、日塗装でも積極的に利用を勧めなければならない段階に入った。さまざまな不具合があるとは聞いているが、スーパーゼネコンの下請けをする事業者は素早く対応すべきだ。技能者登録についてはすでに、日塗装で4段階の評価基準を策定しており、パソコンの審査用システムが使えるようになる来年4月から受付が可能となる。本日はこの後、建設業振興基金からキャリアアップシステムについて説明いただくが、各ブロックでも全塗装事業者を対象に講習会を開いてほしい」とあいさつ。
続いて▽次期役員・委員会委員改選▽令和2年度重点施策案・全体事業計画案▽ペインテナンスキャンペーン実績報告・令和2年度企画▽内装塗替え支援キャンペーン終了の件▽支部周年記念・式典の日程▽2019年度建築塗装技能検定成績結果▽会員増減▽住宅リフォーム瑕疵(かし)保険事業者登録状況および利用状況―などを報告した。
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このうち、次期役員候補者は、11月開催のブロック理事会で、北原会長、若宮昇平、加藤憲利、安島壮各副会長の再任、松室利幸常任理事の副会長新任が承認された。
その他の役員候補者は次の通り。
【専務理事】村木克彦【常務理事】金子哲也
【常任理事】河野敬幸(総務委員長)、宮木章吉(技術委員長)、小林俊明(経営委員長)、宮前護(安全・環境委員長=新任)、長谷川秀樹(技能委員長)、西下武則(普及委員会)。
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来年度の重点施策案は従来の5施策を継続するが、「重点施策の展開」および全体事業計画案(基本方針対応特別委員会事業)の中に「建設キャリアアップシステム(CCUS)の普及・促進」を追加する。 建設キャリアアップシステムの説明では、(一財)建設業振興基金建設ャリアアップシステム事業本部普及促進部長の東真生氏がシステムの概要や登録申請方法、利用方法などについて説明。会長表彰の代表伝達では、永年勤続表彰者の坂元健一氏(ミスノ)と、技術・技能研鑚表彰者の芳賀里菜氏(中村塗装店・新卒)に表彰状と記念品を手渡した。
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日本塗装時報第2051号掲載予定