塗料メーカー各社の2022年4~9月期決算(2)

塗料メーカー4~9月期決算(2)エスケー化研/関西ペイント/川上塗料

エスケー化研は7・9%増収 改修市場で遮熱塗料など拡大

 エスケー化研の2022年4~9月期連結決算は、売上高455億29百万円(前年同期比7・9%増)と堅調。営業利益は45億49百万円(同7・5%減)で減益だったが、為替差益39億62百万円を計上し経常利益88億28百万円(同69・7%増)、純利益60億32百万円(同68・2%増)と増益になった。建築仕上塗材事業は、新築需要が減少したが、リニューアル市場において超耐久性塗料や 超低汚染機能で差別化された省エネタイプの遮熱塗料等を拡販した。

関西ペイントは大幅増収通期予想を上方修正

 関西ペイントの2022年4~9月期連結決算は、売上高2507億円(前年同期比23・3 %増)、営業利益157億62百万円(同6・4%減)、経常利益210億41百万円(同1・3%増)、純利益123億71百万円(同7・7%増)。建築分野、自動車補修用及び防食分野は市況の本格的な回復には至らなかったが、販売価格の改善に取り組み増収だった。

川上塗料第3四半期 売上高4・7%増

 川上塗料の2021年12月~2022年8月期連結決算は、売上高40億43百万円( 前年同期比4・7%増)、営業利益92百万円(同24・0%増)、経常利益1億32百万円(同3・6%増)、純利益1億3百万円(同1・7%増)。景気の持ち直しがみられたが、世界的なサプライチェーンの混乱による部品調達難などが影響。利益面では原材料価格の高騰や電力費の上昇、運送費などの増加が響いた。

日本塗装時報第2072号掲載記事

この記事は「日本塗装時報」2072号(2022年11月18日発刊)の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。(年間購読の申し込みは→年間購読のご案内

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