MKS.A 中長期の改修需要に対応 保証システムを強化
- 2025/11/13
- 団体・組合

マンション計画修繕施工協会(MKS・A、坂倉徹会長)は11月11日、東京都内で記者懇談会を開き、事業進ちょく状況などを説明した。
2024年度の調査結果によると、同会会員のマンション改修工事完成工事高は2023年度4428億円となり、市場規模全体(推計値5906億円)の75%に達した。このうち元請工事高は3307億円と、市場規模の5割以上を占めている。完成工事高に占める元請け率は約7割で、会員が元請けで受注するケースが多い。
矢野経済研究所の市場規模予測によると、2027年度は7444億円、2030年度は8181億円以上になるものとされ、マンションの経年劣化物件の増加に伴い、中長期的に需要増が見込まれている。
保証システムについては、同会の今年度4月~10月の完成保証実績は256件、瑕疵保険申し込み実績は249件。完成保証は一般居住者、管理会社、設計コンサルからの問い合わせも日々増加しており、周知が進んでいる。また、保証システムの改善のため、今年3月時点で完成保証の口座に3億円の積立を達成した。今年度も積み増しを予定し、事故に備えた十分な蓄えを継続していく。
カーボンニュートラル改修を研究
同会が参画するカーボンニュートラル調査研究会は、昨年度からスタートし、国士舘大学・武蔵野大学の准教授の協力のもと、同規模マンションで大規模修繕をした場合と建て替えた場合のCO2排出量の計算を行った。中間報告を経て、11月19日に東京商工会議所で報告会が開催される。
クリエイティブリフォーム賞と大規模修繕フォトコンテストを実施
一般向けのPR事業として、今年度もクリエイティブリフォーム賞と大規模修繕フォトコンテストを実施する。
【第16回クリエイティブリフォーム賞】2025年12月8日~2026年3月29日まで募集。
【マンション大規模修繕工事フォトコンテスト】2025年10月1日~2026年5月7日まで募集。




















