日塗装 インドネシアで合同職種説明会 「興味のある国」は日本が最多

インドネシア・マカッサル市での説明会

 日塗装では今年6月29日、インドネシア・スマラン市で開催された第1回合同職種説明会に、他の専門工事業4団体とともに参加した。日塗装からは若宮昇平副会長が参加し、動画で職種の説明を行った。

 インドネシア人学生の参加者に「海外で働く場合、重視すること」を聞いたところ、「保険や補償」「給与」「安心できる住環境や人間関係」「高度な技術を習得できる職場」などの回答が多かった。

 「日本の冬は大丈夫か」という質問には、全員から「チャレンジしたい」という前向きな回答を得た。

 第2回目の説明会は10月26日、インドネシア・マカッサル市で、工業高校の生徒らを対象に開かれ、若宮副会長、松田勝巳常任理事が参加した。

 アンケートで「興味のある国」を聞いたところ日本が84%で最多だった。「日本について興味のあること」は▽安全で衛生的な住環境▽安全に働ける労働環境▽日本の技術やテクノロジー▽日本の美しさ―が上位を占めた。

 11月5日には、日左連の特定技能教育訓練を行っている職業訓練所・MINORI社を視察した。

 同社では製造、建設、農業、介護などの人材を育成しており、2024年の技能実習生送り出し人数は約2250人(うち建設系約17%)。インドネシア全国からオンライン登録を受付け、仲介業者を排除している。日本基準の技能トレーニングは、左官(日左連)、足場組立(ダイサン)、内装仕上げ(野原グループ)を実施しており、2週間で技能検定3級程度の技能を身につけさせる。

 試験の難易度、人気度に基づく業種の分類によると、人気度は飲食料品製造業、農業、ドライバーが高く、建設業、宿泊業が低い。試験の難易度は建設業、宿泊業、外食業、製造業が高く、農業が低い。

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