日塗商 塗料販売店の経営調査 コロナ禍脱し半数が増収
日本塗料商業組合
日本塗料商業組合はこのほど、令和5年度「塗料販売店の経営活動調査報告書」を発行した。今回は6月に1088社店にアンケート票を送付し、449社店から回答を得た。
46・8%が売上増
過去1年間の売上額の変化予測は、46・8%が「増加する」と回答があり、今後1年間の売上予測でも38・8%が「増加する」と予測。「減少する」と予測したのは20%強に留まる。平成24~26年度の調査では売上増加店が40%程度で減少店は30%を切るまでになったが、平成26年4月に消費税率が8%に引き上げられた影響で平成27年度の調査で再び悪化に転じた。この傾向は28年度・29年度の調査でも続いていた。令和元年度調査では売上の減少傾向が止まり、若干の改善が見られ、売上の増加店が増え、減少店が少なくなった。
しかし、令和3年度の調査では新型コロナの影響により売上減少店が60%を超えた。今回の調査では、新型コロナが終息したことから、約半数が「増加」に転じ、「減少」は22%と大幅に減少した。
・社員10人以下が6割
・今後の売上予測 分野別で格差も
・化管責任者選任 9割が未対応
・経営後継者 半数が未定
・販路開拓への取り組み メーカーの戦略活用で
日本塗装時報第2085号掲載記事
この記事は「日本塗装時報」2085号(2023年10月18日発刊)の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。(年間購読の申し込みは→年間購読のご案内)