塗料メーカー各社の2022年4~12月決算(2)

4~12月期決算(2)エスケー化研/関西ペイント/日本ペイント

エスケー化研は7%増収 遮熱塗料・耐火材など拡販

 エスケー化研の2022年4~12月期連結決算は、売上高721億65百万円(前年同期比6・9%増)、営業利益75億90百万円(同8・4%減)、経常利益99億19百万円(同6・6%増)、純利益68億75百万円(同7・5%増)。

 通期の予想は、売上高910億円(同3・1%増)、営業利益97億円(同6・8%減)、経常利益108億円(同16・5%減)、純利益74億円(同16・2%減)、1株年間配当金400円(据置)。

関西ペイントは23%増収 インド自動車用など回復

 関西ペイントの2022年4~12月期連結決算は、売上高3830億8百万円(前年同期比22・9%増)、営業利益241億67百万円(同0・4%増)、経常利益288億5百万円(同4・8%減)、純利益167億88百万円(同5・0%減)。日本国内の売上高は11 3 2 億1 百万円( 前期比9・2%増)、経常利益は111億11百万円(同8・2%増)。

 通期の予想は、売上高5000億円( 前期比19 ・ 3%増)、営業利益320億円(同6・3%増)、経常利益390億円(同3・7%増)、純利益230億円(同13・3%減)、1株年間配当金30円(据置)。

日本ペイントHD12月期 売上・営業益とも過去最高

 日本ペイントホールディングスの2022年1~12月期連結決算(国際会計基準)は、欧州塗料メーカーの子会社化に加え、中国の汎用塗料が継続的な製品値上げを進めて好調に推移し、売上収益(売上高)は前の期より31・1%増の1兆3090億21百万円となった。

 原材料価格が上昇し中国で貸倒引当金を追加計上したが、製品値上げの浸透により、営業利益は1118億82百万円(前年度比27・7%増)。税引前利益は1044億95百万円(同20・9%増)、当期利益は794億52百万円(同16・6%増)、純利益は794億18百万円(同17・5%増)を計上した。売上収益および営業利益は過去最高。

 通期の予想は売上収益1兆4000億円(前期比7・0%増)、営業利益1400億円(同25・1%増)、税引前利益1340億円(同28・2%増)、純利益980億円(同23・4%増)、1株年間配当金13円(2円増配)。

日本塗装時報第2076号掲載記事

この記事は「日本塗装時報」2076号(2022年2月18日発刊)の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。(年間購読の申し込みは→年間購読のご案内

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