日塗装全国支部長会 加藤会長「女性役員の登用を」
- 2025/1/10
- 団体・組合
(一社)日本塗装工業会(加藤憲利会長)は昨年12月17日、東京・ホテルニューオータニで第107回全国支部長会を開いた。
冒頭、加藤会長は「第三次担い手3法が国会で改正された。民間発注工事についても適用され、その実効性を高めるため、建設Gメンや駆け込み寺など、国交省が前向きに考えておられる。併せて、日建連など建設団体が不動産団体に対して、適切な契約を進めるよう申し入れを行った。すでに中野サンプラザなど大型プロジェクトが軒並み計画の見直しを行っている。現状はまだまだダンピングが続いており、各ブロックと地方整備局との意見交換会などで訴えていきたい。意見交換会では共通テーマを設定し、より具体的な改善に結びつければと思う。女性会員がおられる支部では、ぜひ役員に推していただきたい。リーダーとして、現場の改善や、子育て・再雇用などの課題にも女性の目から見た意見を出していただくことが必要である」とあいさつ。
続いて▽令和7年度基本方針、重点施策案▽第28回全国建築塗装技能競技大会概要▽各地整との意見交換会での全国ブロック共通テーマ策定検討▽全国女性会員・後継者との意見交換会▽ペインテナンスキャンペーンについて(2024年度顧客プレゼントの支部割当・2025年度企画書・保証部会の設置、部会規程)▽工事指導員研修▽住宅リフォーム事業者団体登録制度の活用▽第49回全国大会(青森県支部)▽第2回CCUS能力評価制度推進協議会、企画分科会―などを説明した。
このあと、「雇用管理改善研修」として、伊藤龍平常任理事が建専連のドイツ・ベルギー視察、若宮昇平副会長がインドネシアでの塗装職種説明会の模様を報告した。
引き続き会長表彰を行い、永年勤続86人(うち女性9人)、技術・技能研鑽表彰57人の各代表者に加藤会長から表彰状を手渡した。