関ペ 為替が影響し減収に 通期増収増益見込み
関西ペイント
関西ペイントの2019年4月~9月期連結決算は、売上高2085億68百万円(前年同期比3・2%減)、営業利益174億43百万円(同7・2%増)、経常利益187億90百万円(同2・0%減)。前年同期に有価証券売却益があったため、純利益は98億1百万円と同15・7%減少した。
日本は、新車用、工業用、建築・防食分野などが堅調で、前年同期比1・2%の増収、10・3%の経常増益。インドは、建築分野の需要拡大が継続し、現地通貨ベースでは増収増益だったが、為替換算による押し下げの影響を受けた。アジアは、中国、インドネシアの自動車分野が低調だったことに加え、為替の影響を受けた。欧州は、特にトルコの通貨安が影響した。
下期は、海外事業の整理統合など、グローバルに実施している収益性向上施策が寄与するものとみており、通期で売上高4400億円(前期比2・9%増)、営業利益365億円(同13・0%増)、経常利益415億円(同19・1%増)、純利益225億円(同29・3%増)と増収増益を見込む。
日本塗装時報第2030号掲載記事