大日本塗料 子会社の土地建物を譲渡 政策株売却併せ特益計上
大日本塗料
大日本塗料は3月26日、政策保有株式の一部を売却するとともに、連結子会社のニットサービスが保有する土地・建物を譲渡し、特別利益を計上することを決めた。ニットサービス(大阪府堺市美原区)は、同社の物流子会社として塗料関連製品を中心に同社グループの運配送と在庫保管を長年担っていたが、老朽化が進む堺市の本社および倉庫・物流拠点を閉鎖し、滋賀サービスセンターに機能を移転することとになった。
これにより、同社グループ資産の有効活用を進めるとともに、ニットサービスではグループ外取引の拡充と2024年問題への適切な対応を図るとしている。なお、資産譲渡後2年間はリースバックにより現所在地で事業を継続し、2025年12月末までに移転を完了する。 今回の投資有価証券の売却および固定資産の譲渡に伴い、2024年3月期第4四半期の連結決算で、投資有価証券売却益12億円、固定資産売却益10億64百万円を特別利益として計上する予定。
連結業績予想を修正 配当金は増配
大日本塗料は3 月26日、連結業績予想および配当予想の修正を発表した。 今回発表した2024年3月期通期連結業績予想は、売上高7 1 7 億円(前回発表より33億円減)、営業利益47億円(同3億円減)、経常利益5億50百万円(同1億50百万円減)、純利益46億円(同12億円増)、1株年間配当金35円(同5円増、前期実績より10円増配)。
日本塗装時報第2092号(2024年4月18日号)掲載記事